こんにちは。ボンゴです。
今回の記事では、iPadでデッサンを行う具体的な方法に関して解説していきます。


こんな疑問を持つ方は是非最後までチェックしてみてください。
✅この記事で分かること
iPadでデッサンを行う具体的は方法
iPadでデッサンを行うメリット
✅この記事の信憑性
簡単にボクの経歴ですがこんな感じになっています。
▶デザイン専門学校卒業
▶美術大学卒業
在学中に美術鏡委員免許取得
▶25歳までマンガ家目指し奮闘
担当編集がつき、新人賞を複数回受賞するも連載までたどり着けず挫折
▶デザイナーとして就職
▶販売職・営業職などを経験し、現在は副業イラストレーターとして活動
割と本格的に勉强してきた経験があるのである程度信頼して頂けると思います。
目次
iPadでデッサンを行うメリットと具体的なやり方を解説

デッサンの目的
具体的な解説の前にそもそもデッサンの目的を確認しておきます。
無我夢中で練習するのも楽しいですが、目的が明確なほうがモチベーションも保ちやすいです。
デッサンの目的は大きくわけて以下の2つの能力を強化することです。
対象を「観察する力」
正確に「表現する力」
デッサン力があれば、描いたこと無いものでも最初から割と正しく表現できます。
すべてを正しく観察し表現できる基礎力が鍛えられるのがデッサンです。
それはRPGゲームで例えると、冒険の序盤で
「経験値3倍」のスキルを取得するようなものです。
スキルが無いプレイやーと比較して圧倒的にはやく成長できます。
そして冒険の難易度が格段に下がります。
早いうちから練習しておいてまず損はありません。
iPadでデッサンを行うメリット
一昔前までデッサンとは
「実物」を目の前にして「紙」に「鉛筆」または「木炭」で描くものでした。
しかし今の時代作品のほとんどはデジタルで生み出されます。
なのに練習だけ昔ながらのアナログで行うなんて馬鹿げてると思います。
写真をデッサンする
それはデッサンではない!!
なんて声が聞こえてきそうですが、目的は前述の「観察力」「表現力」を鍛えること。
昔ながらの手法にこだわることに意味はありません。
iPadであれば、もちろん目の前の対象をデッサンすることも可能。
そして、マルチウィンドウ機能で左側にデッサン対象の写真を表示させて、右側のイラスト制作アプリでデッサンすることも可能。

板タブレットや液晶タブレットと違って、PC近くで作業する必要もありません。
家のリビングで。
ベッドでゴロゴロしながら。
気分を変えたければ、カフェやファミレスで練習することも可能です。
また旅行先で素敵な風景に出会った時にその場でお絵かきタイムをスタートさせることも可能です。
持ち運びが自由にできて、かつプロが利用するようなイラスト制作ソフトと同等のことが可能。
それがiPadの最大の利点です。
ボク自身もイラスト制作にはiPadしか利用していません。
100%iPadで制作したイラストで収入を得ています。
超具体的なデッサンのやり方
デッサンやり方は本当に人によります。
100人いれば100人やり方が違います。
正解はありません。
割とこんな解説を目にすることが多いです。
ボクが初心者の頃、このような文章や解説をみていつも思っていたことは
「いいからテメーがどうやってるか具体的に教えろ!!(怒)」
でした。
なので今回は2021年9月時点でのボクのやり方を超具体的に解説していきます。
使用アプリ:Procreate
1,220円の買い切り型のアプリです。
色々お絵かきアプリを試しましたがこれが最強でした。
Apple Pencilとの相性。
直感的な操作。
表現の幅。
どれをとっても最高峰です。

使用する資料:KindleUnlimited
デッサンといえば人体です。
ネットで画像を検索すれば無料ですが限界があります。
KindleUnlimitedはアマゾンが提供する世界最強の本読見放題サービスです。
月額980円かかります。
しかし、資料としては最強。
たとえば「写真集」検索すると18,195冊ヒットします。
ポーズ集からアイドルの写真集まで、プロのカメラマンが画角や光源、アングルにこだわった写真作品が見きれないほどあります。
一ヶ月無料なのでお試しも可能です。
こちらの記事で詳細解説しているので良かったら参考にしてみてください。
イラスト上達のための最強資料コンテンツ「Kindle Unlimited」(オススメできる理由を3つ解説)
使用するブラシツール

画像のブラシツールのみになります。
デフォルトであるブラシでカリグラフィのカテゴリの中にあります。
不透明度100%で利用しています。
力加減で太くも細くもでき、色を変えなくても筆圧である程度濃淡が表現できるのが気に入っています。
レイヤー数

1つしか利用しません。
アナログのデッサンと違ってどれだけ塗っても修正しても紙がバサバサになって描けなることはありません。
また上から完全に塗り直すことも可能です。
よってデッサンで利用するレイヤー数は1つで問題ありません。
デッサンの流れ
まずは全体の雰囲気を把握。

こまかい部分にこだわる必要はありません。
ざっくりと筆を進めていきましょう。
この段階で重要なのは、細部を描かないことです。
キャンバスに対して人物の配置。
大まかな体のバランス。
このあたりが把握できればOKです。
配置図みたいなイメージで描きすすめるとよいです。
配置がある程度きまったら、すこしづつ細かく描いていきます。

コツは「浮気すること!」
顔を描いると「もっと顔を描き進めたい」
そんな欲求に襲われます。
しかしあえて胸▶下半身と他の場所に浮気しましょう。
とにかく一部分に固執しないことが大事です。

更に細かく描き込んでいきます。
濃いグレーや黒でアウトラインを描いて形をはっきりさせたい欲求が発生しますが我慢しましょう。
ホワイトや薄いグレーを多様して形を表現していきましょう。
濃いグレーや黒で色を重ねるのは本当に最後の最後。
それも髪の毛などの「ここはどうしても黒で塗るしかねぇ」と判断した部分に限定しましょう。
あまり濃い色を多様しすぎるのは禁物です。
完成した作品がこんな感じです。

所要時間は2時間16分でした。
30秒のメイキング動画がこちらになります。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したiPadでのデッサンのやり方が、読んでいただいた方の制作活動のヒントになってくれたら嬉しいです。
またこのiPadで制作したデッサンを利用してそのまま、着色の練習も可能です。
こちらも別記事で改めてご紹介していきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!