こんにちは。ボンゴです。
今回の記事では最近話題のベスセラー書籍「スマホ脳」の感想をお伝えしていきます。
感想記事や書評なんかはネットに大量にあるかと思います。
この記事の希少性は、僕自身がスマホを売りまくるゴリゴリの通信業界で10年以上働いている事です。
脳に様々な悪影響を与えまくる【スマホ】
そのスマホを、最前線で売りまくっている僕の感想・書評になります。




こんな方はぜひチェックしてみてください。
目次
【ベストセラー:スマホ脳】通信業界サラリーマンが読んだ感想と要約

ベストセラー「スマホ脳」とはどんな本?
2021年8月現在、本屋に行けばかなりの確率で一番目立つ「話題のベストセラー」のコーナーに陳列されていると思います。
この本のフレコミはこんな感じです。
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。
だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。
なぜか?
睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存。
最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。
教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
IT業界のトップにいる方々の多くは、自分の子供にスマホを自由に使わせたりしない。
作って販売している大本がそんな事いってたら、なんか裏切られた気分になりますよね。
この本の冒頭はこんな感じでスタートします。
人類がこの地球に生まれてから20万年が経過している。
長い時間をかけて環境の変化にあわせて、少しづつ体や脳を最適化してきた人類。
しかし、ここ数年でインターネットにはじまるスマホは爆発的に普及し、生活環境は劇的に変化。
当然人類の脳は、この急激な変化に追いついていない。
だから様々な悪影響やエラーが起こる。
読んでいると「間違いございません」としか言いようのない正論がドンドンぶつけられます。
ベストセラー「スマホ脳」の感想
僕自身、お客様にスマホを販売しているときは「悪影響のあるもの」「通信ドラッグ」を売っている感覚はもちろんありません。
「便利になります」「もっと効率化できます」
そんなメリットをお伝えしながら販売促進しています。
この本を読んで、「今後は安易にスマホをおすすめするは辞めよう」
などとは微塵も感じませんでした。
タバコが辞めたいのに辞められない。
ダイエットしたいのに甘いものが我慢できない。
これと同じようなイメージです。
タバコを売っている、甘いものを売っている人は「悪」ではありません。
重要なのは、各個人が適切に自己管理することです。
スマホは素晴らしいものです。
手のひらサイズで、世界と簡単に繋がれる
昔は調べようと思ったら一週間かかったことが、一瞬でわかる
適切に利用すれば、人生が豊かになること間違い無しです。
でも真実として、スマホとそこで利用できるコンテンツは以下の目的をもって設計されています。
「利用者を長く拘束する」
「利用者を興奮させる」
言い方を思いっきり悪くすると「中毒」にさせる目的です。
例えばtwitterのアプリを開くときに「白い鳥」がギューンと拡大される演出が必ず表示されると思います。
こういったボクたちが普段気にもしていないような部分に、実は開発者が利用者を興奮させてたり中毒にさせる工夫が盛り込まれています。
自分への影響を振り返ってみる
ボク自身重度のスマホ依存症です。
常にスマホが気になります。
それが理由で仕事の効率が悪くってなっている瞬間がることも自覚しています。
スマホの通知が来るたびにソワソワします。
スマホが見当たらなくなると、急に動機が激しくなります。
寝る前にスマホ触りだしたら止まらなくなって、寝不足になることも頻繁にあります。
何となく自分にマイナスの影響があるなーと感じながらも、スマホを触るのが楽しすぎて便利すぎて辞められません。
同じような方も多いのではないでしょうか。
読後のアクションプラン
この本の良いところは、「スマホは危険だ」「悪影響がある」という批判一辺倒ではない部分だと思います。
スマホの素晴らしい部分も大いに見つめつつ、本の最終部部には具体的に
「スマホから必要以上に悪影響を受けないアクションプランや設定方法」が記載されています。
ボクの場合この本よんで以下アクションをとって見ることにしました。
・就寝2時間前からスマホ利用禁止
・スマホ画面をつねに「モノクロ」に設定
・アプリの通知はOFF
スマホがもたらす恩恵を最大限に享受しつつ、製作者が意図した「中毒にさせる」を最大限排除する。
これが一番よいスマホとの付き合い方だと思います。
スマホ中毒者の自覚がある方はぜひ、「スマホ脳」チェックしてみてください。