こんにちは。ボンゴです。
今回の記事では、デジタル環境でクロッキーを行う具体的な方法に関して解説していきます。
ボクの場合、全てのイラスト制作はiPadで行っています。
iPadでのやり方がベースとなりますが、その他のデバイスを利用している方も参考にしていただけるように解説していきます。
✅この記事で分かること
・デジタルクロッキーのメリット(アナログ比較)
・デジタルクロッキーの具体的なやり方
✅この記事の信憑性
ボクの経歴でですがザックリこんな感じになっています。
▶デザイン専門学校卒業
▶美術大学卒業
▶中学・高校の美術教員免許取得済
▶デザイナーとして実務経験あり
★漫画家挫折済
小さい頃から絵を描くことが大好きで、割と本格的ずっと勉強してきた経験もあるのである程度信憑性あると思います。
目次
【イラスト上達方法】デジタルクロッキーのやり方(iPadでの具体的なやり方を解説)
クロッキーをデジタルで行うメリット
クロッキーのやり方や目的・意味なんかを調べると割と【お硬い】感じの解説が出てきたりします。
【芸術的な】とか【古典的な】イメージ。
「60秒以内の短い時間でやってこそ意味がある」
「観察する対象が画像データ等の2次元では意味がない!」
「クロッキーはアナログでやるべき!」
こんな感じの記事ですね。
否定はしませんが、ボクの場合とにかく結果として、イラストが上達すれば良いと思っています。
デジタルでクロッキーをやるなら、その利点を最大限活かせばOKです。
✅デジタルでクロッキーを行うメリット
大量のスケッチブック不要
参考資料もデバイス画面内に表示可能
選択ツールで、バランスを一気に修正可能
過去のクロッキーの記録が一覧可能
iPadなどのイラスト制作できるデバイスがあれば、それ1台で無限に練習できるのがデジタルの強みです。
またアナログの場合、途中で大きくバランスが崩れているのに気づいたときは「無理やり上描きしていく」または「やり直す」という選択肢しかとれません。
しかしデジタルの場合は、選択ツールで部分的に大きさを変更したり。位置調整したりすることが可能です。
デジタルだからできるテクニックもフル活用していきましょう。
またアプリにもよりますが、自分の過去のクロッキーをサムネイル形式で一覧で見ることが可能なのも大きなメリットです。
アナログでは大量のスケッチブックを利用するので、過去の自分のクロッキーを見返すだけで大変です。
しかしデジタルであればそれも一瞬で確認可能。
自分の成長度合いが目に見えて分かるので、めちゃめちゃモチベーションが上がります。
具体的なデジタルクロッキーのやり方
★使用するアプリ
Procreate
金額:買い切り1,220円
有料のアプリになりますが、このアプリはとにかく【描き味】が最高です。
色々なイラスト制作アプリを試しましたが結局このアプリに落ち着きました。
月額料金がしないのも個人的に嬉しいポイントです。
★参考資料として利用するサービス
Kindle Unlimited
電子書籍界の覇王。
金額:月額980円
Amazonが提供する20万冊以上の本が読み放題のサービスです。
月額980円かかりますが、イラストの参考本や参考にできる写真集は一冊で2,000円以上することもザラです。
それを考えると1冊読み放題として利用するだけでも元がとれます。
こちらの記事で詳細解説していますので気になった方はチェックしてみてください。
イラスト上達のための最強資料コンテンツ「Kindle Unlimited」(オススメできる理由を3つ解説)
【イラスト資料の集め方】最強コンテンツKindleUnlimitedの登録手順と具体的な活用方法
Google画像の場合結果として自分の好むような画像ばかりが表示されてしまいます。
ポーズの練習をしたいのに、自分の得意なポーズばかり練習しても意味がありません。
参考ポーズ集や、グラビアアイドルの写真集は自分の得意不得意関係なく色々なポーズがどんどん出てきます。
選り好みせずに色々なものにチャレンジすることが上達への近見になります。
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でも問題ないと思います。
デジタルクロッキーの具体的な流れ
デジタルクロッキーの目的:
①正確に観察し、素早く描き出す。
②グリザイユ画法の感覚を掴む(モノクロで陰影をつけてからオーバーレイで着色)
②のグリザイユ画法というのは、モノクロで陰影をつけた後に、オーバーレイというレイヤーモードで着色する画法です。
クロッキーと一緒に練習したかったのでボクはこのメニューやっています。
本来は①の「正確に観察」&「素早く描き出す」のみが通常のクロッキーになると思います。
その場合は、形を取るところまでを目的にして、制限時間を10分でチャレンジしてみてください。
■実際の流れ
・手持ちのスマホでタイマー20分にセット
・iPadマルチウィンドウ
左画面:Kindle Unlimited、右画面:Procreate
・スタート〜15分
モノクロで形を描きだし、陰影をつけていく
・16分〜20分
オーバーレイで着色
基礎練習がその後の伸びシロに大きく影響
ボクの経験ですが、デザイン専門学校・美術大学で嫌になるほど反復練習させられた「基礎練習」が今の画力の自分のベースになっていると感じています。
※当時は「好きなイラスト描かせろや!」というストレスで一杯でした。。
基礎を鍛えておかないと、
「顔しか描けない」
「上半身しか描けない」
「特定の角度からしか描けない」
「形は取れるけど色が塗れない」等々
割と早めに「成長限界」が来てしまいます。
クロッキーは長くても20分程度の練習です。
毎日「朝起きたら20分クロッキーを必ず行う」などのルールをつくって、継続するルールをあわせて作ると、より上達がはやいと思います。
この記事を読んで頂いた方が、基礎力を鍛えて自分の成長を実感してくれたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。