こんにちは。ボンゴです。
今回の記事では、将来ガチマンガ家を目指す方、趣味で面白いマンガを描きたい方向けに、ボクが漫画家を目指していた時にやっていた思考法をご紹介します。
【面白い】には答えがありません。
大人気の鬼滅の刃でさえ、【面白い】と感じる人もいれば【面白くない】と感じる方もいます。
でも作者だけが全力で自分の作品を【面白い】と信じている必要があると思います。
しかしマンガって描けば描くほど、ストーリーを練りこめば練り込むほど【このマンガのどこが面白いんだっけ】と訳が分からなくなります。
今回の記事ではそんな陥りがちな負のスパイラルに陥りがちから脱出する方法をご紹介していきます。
是非煮詰まっている方は参考にしてみてください。
✅この記事で分かること
自分のマンガの見どころを再確認する方法
参考になる予告編映像3銭
自分のマンガに取り入れるポイント
✅この記事の信憑性
ボクは本業サラリーマン、副業イラストレーターとして生活しています。
副業の収入は月に5桁程になります。高校はデザインの専門学校。大学は美術大学を卒業しました。
マンガ新人賞受賞経歴有、デザイナーとしての実務経験有。
現在は通信業界(スマホとか売ってる)で営業をしています。
マンガ家になるために頑張ったにもかからず全く別の業界で仕事をしています。
夢破れたサラリーマンなので逆に信憑性あると思います。
目次
【マンガ制作】自分のマンガの予告編を作ってみよう
予告編を作って自分の作品に【見せ場】があるか確認する
マンガのストーリーを考えてネームを作って、いくとだんだんストーリーの辻褄が合わなくなってきます。
そうなると辻褄を合わせるために【こっちの設定を買えて】【ここにこのシーンを入れて】の様な感じで、ストーリーの辻褄合わせに必死になってしまいます。
そしてようやくなんとか辻褄があっているストーリーが描けた時、こう思います。
【あれ。。。?このマンガ何か面白いんだっけ・・】
ボクはこんなことを何十回何百回と繰り返しましたWW
【分かるー!】という方も多いのではないでしょうか?
そんな時は
自分の作品が映画になって予告編が流れるとしたらどんな予告編になるんだろう。。
と妄想して実際に予告編ネームを描いてみましょう!
予告編は短時間で視聴者に【この作品を見たい!】と思わせる為の、いわば作品の【面白み】を凝縮したものです。
予告編を作ってたら、もっと面白いストーリーが浮かんできちゃった!
なんてことになりマンガが完成しない危険もありますが、ぜひ試してみてください。
参考になる予告編映像3銭
鬼滅の刃
今話題の大人気マンガ【鬼滅の刃】の映画予告編です。
ぶっちゃけこの予告編は
【マンガをすでに読んでいて、煉獄さんが上限の参と戦ってどうなるかを知っている人】に向けて作られていると感じます。
予告編に主人公炭治郎が殆ど出てこないのがその証拠です。
だからこそ煉獄さんの戦闘シーンやセリフを聞くだけでこみ上げてくるものがあります。
【これは映画館で見なければ】となります。少なくともボクはなました!
【すでに内容を知っている前提の予告編】なんて参考にならないじゃないか!と思われる方も多いと思います。
確かにあなた読み切りマンガの内容を知っている人なんている訳ないのでそういった意味では参考になりません。
しかし読み切りマンガの題材によってはすでに【読者が知っている】を利用できます。
例えば昔話【桃太郎】をベースにした読み切りマンガ
明智光秀を題材にした読み切りマンガ。
読者が知っている情報をベースに読み切りマンガを描く場合もあると思います。
そんな読み切りマンガを描く時はこの予告編がすごく参考になると思います。
アルマゲドン
言わずとしれた名画です。
人類を救うために立ち上がる男たち。その【設定】だけでワクテカしますよね。
人類を救うために宇宙に行った主人公っぽいキャラと、その帰りを地球でまつ彼女的なキャラ。
分かりやすい設定ではありますがその先の展開がすごく気にある予告編だと思います。
アバター
予告編では本編では、主人公の会話や絵で見せるような設定もナレーションで解説できます。
未開の星の先住民族と人類との狭間で主人公がどんな決断をするのか。
また見せられる圧倒的に美しい映像も【絶対スクリーンで見たい】と思わせる魅力があります。
予告編を作成して、あなたのマンガの【見せ場】シーンのカメラワークや、アクションなどをもっと魅力的なものに改善するキッカケにしてみましょう!
自分のマンガに取り入れるポイント
自分の読み切りマンガの、【面白い予告編】を作って見るにあたって重要なポイントは下記です。
登場人物が置かれた状況
主人公の力では変えることができない状況というのがポイントです。
滅亡間近の地球、未開の惑星、沈みゆく豪華客船。不倫している妻。
自分のマンガの主人公が置かれている状況が魅力的なものか再度チェックしてみましょう。
魅力的な主人公
見た目でも喋り方でも、なんでも良いです。
読み切りマンガでは特に【少ないコマ、ページで主人公の魅力を伝える】必要があります。
ナレーションを使うのは【説明】なのでキャラの魅力は伝わりません。
行動や言動や見た目から魅力をアピールしましょう。
決断を迫られる主人公
いわいる【どっちを選択しても地獄】的なやばい決断を迫られている様子があると、その予告編をみた人は
【このキャラクターがどんな決断をするのか見てみたい】という気持ちになります。
もちろん下した決断とその後の顛末に関しては予告編ではなく本編で表現します。
しかしまず読者が【!!?】となるような究極の2択が、あなたの読み切りマンガにあるかどうかチェックしてみましょう!
まとめ:自分のマンガの【見せ場】をもう一度考えてみよう!
つじつま合わせになってしまったストーリーが面白いはずはありません。
読者は矛盾のないストーリーを求めているのではなく、面白いストーリーを求めています。
極端な話、面白かったらストーリーに矛盾があっても大丈夫です。
最高の見せ場がすでにあなたの頭の中に描けているなら、その見せ場にむかってどんな【熱い展開】が作れるかが勝負になります。
正解なんて無くて、僕自身も必死にマンガ家目指してそれでも叶えられませんでしたが、いま読み切りマンガ制作に頭を悩ましている方にとって、この記事がすこしでも役に立ってくれたら嬉しいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。