乗り換え手数料の禁止検討 携帯番号移行で―総務省
引用:時事・ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020072000870&g=eco
こんにちは。ボンゴです。今回の記事では昨日ニュースで取り上げられた総務省による【乗り換え手数料の禁止検討】のニュースに関して解説していきます。
そもそも【乗り換え手数料】って何んだかよくわからない。自分に何か影響あるかわからない。そんな方は参考にしてみてください。ではいきましょう。
✅ボクの経歴こんな感じになってます。10年近く通信業界にいるのである程度信憑性あると思います。
前職:携帯ショップのエリアマネージャーとして5年間勤務
現職:大手通通信会社勤務3年目
目次
【MNP手数料って何?】(手数料0円になった場合の市場予測)
MNP手数料ってなに?
番号そのまま、他社に契約を移す事をMNPと言います。
(例)ソフトバンクで契約した番号をそのままdocomoに移動。
番号そのまま別会社サービスに切り替えるためには、携帯ショップまたはWEBから【MNPの予約番号】なるものを発行する必要があります。
この【MNPの予約番号】と自分の使っている電話番号をセットで他社窓口に持っていく事で、番号そのままサービス切り替えが可能になります。
この【MNP予約番号】の発行手続きの際に発生する手数料が今回の総務省の規制対象というわけです。
キャリア毎MNP予約番号発行の手数料はこんな感じになってます。
ソフトバンク:3,000円
au:3,000円
docomo:2,000円
その他:3,000円
ボクは通信業界在籍が長い為、逆に【当たり前】と感じていた上記手数料ですが、よく考えたらなぜ徴収されるのか謎な手数料ですよね。
今回のニュースはこの手数料が規制検討となってます。
手数料の徴収は誰が得している?
答えは通信キャリアです。
携帯ショップのほとんどは下記記事でもお伝えした通り、【代理店】により運営されてます。
MNP予約番号発行手続きを代理店が受付すると、携帯キャリアから代理店へ受付コミッションが支払われますが、手数料額3,000円の1/10程度の金額なので、受け付けることで代理店にメリットはほとんどありません。
携帯キャリアがMNP予約番号の発行手数料を徴収する意図としては2つ。
・他社へ切り替えられてしまうリスクを少しでも抑える
・収益性の向上
MNP予約番号発行手数料が0円になるとどうなるか?
総務省は、大手通信キャリア3社の市場独占状態から少しでも、他携帯サービスへの移行を促し、市場の競争環境を刺激して最終的には私たちユーザーにもっと価格的にも満足度の高いサービスを提供することを目的としています。
ただぶっちゃけ現場最前線で働いてるボクからすると、MNPの予約番号の発行手数料が仮に3,000円→0円になったとしても、現状とほとんどなにも変わらないと思います。
理由は既存キャリアから切り替えるときに発生する、【解約違約金】や今回のニュースの【MNP予約番号発行手数料】は、切り替え先のキャリアでリスク帳消しにできるほどの顧客還元キャンペーンをすでに行っているからです。
例を出すと、今話題の格安SIM【BIGLOBE】では新規契約してくれた顧客に対し1,200円✖️6ヶ月(合計7,200円)の値引きキャンペーンを行っています。
3,000の手数料を払っても、7,200円お得になるなら切り替えた方がメリットでるのは誰でもわかる事だと思います。
損をするのは誰か
これは、厳しい意見になってしまうかもしれませんが【自分で調べる事をしない人達】です。
自分で調べて自分にあった通信キャリアやプランを選択できない方は、永遠に高い料金や無駄な手数料を払い続ける事になると思います。
通信キャリアや代理店にとって、なにも言わず高い月額を払い続けてくれるお客様ほど優良顧客はいません。
自社の収益性を悪化させて【もっと安くてお得なプラン】を推奨する理由は全くありません。
このブログでは、大手通信キャリアよりも圧倒的に安い【格安SIM】への切り替え方法をボクの実体験をベースに解説してますので、是非参考にしてみてください。
【通信キャリアのプランは罠だらけ】速攻で格安SIMに変えよう!(準備編)
【通信キャリアのプランは罠だらけ】速攻で格安SIMに変えよう!(申込編)
【通信キャリアのプランは罠だらけ】速攻で格安SIMに変えよう!(SIMが届いたら編)
一人でも多くの人が、無駄な高額料金を払い続けるスパイラルから脱出し、好きなことにお金を使えるように願ってます!
ここまで読んでいたきありがとうございました!