こんな疑問を解決します。
著者プロフィール
ボクは小学校・中学校・高校・大学。そして大学卒業してからの数年。
いわゆる「人生の前半パート」のほとんどは「漫画家になる」ことに使いました。
そんなボクだからこそお伝えできる入学前に気をつけたいポイントを解説していきます。
目次
【再進学】ヒューマンアカデミーのマンガマンガ専攻は社会人でも大丈夫?入学前に知っておきたい注意点を解説
社会人向けのマンガ・イラストカレッジとは?
ヒューマンアカデミーのマンガ専攻の概要
マンガ家を目指すための専門学校で検索して一番情報が出てくるのが、今回ご紹介する「ヒューマンアカデミー」です。
それだけの実績とカリキュラム、そして全国に17も校舎があり多くの人がわざわざ上京しなくても今住んでいるところから通うことができるのが特徴です。
社会人がマンガ専攻を選ぶ際のデメリット
再進学ならではの時間管理の課題と対策
ヒューマンアカデミーでマンガ技法を学ぶ場合、のマンガ専攻の全日制の2年間または、夜間・週末講座の6ヶ月〜1年のいずれかになります。
全日制に行く場合は、今社会人として働いているなら退社する覚悟が必要です。
またフリーターの方であれば、アルバイト内容や時間を見直す必要があるかもしれません。
一方夜間・週末講座の場合は、週に1回3時間から通学可能なので、現在のライフスタイルを変えずに学べるのが大きな魅力です。
本記事では、マンガ専攻の全日制の2年間をテーマに解説していきます。
>>マンガ夜間・週末講座についてはこちらの記事で解説※準備中
学習負担と仕事の両立方法
専門学校=「学費が高い」と想像する方も多いと思います。
事実ヒューマンアカデミーでも年間100万円以上の学費が発生します。
両親から学費の支援がもらえるか、今ある貯金を取り崩すのか、それともアルバイトの量を増やすのか等人によって選択肢は様々です。
しかしイラスト・マンガを学べる専門学校の中で、ヒューマンアカデミーが特別学費が高額かをいうとそうゆう訳でもありません。
>>イラスト・マンガを学べる専門学校ランキングはこちら
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【失敗談】漫画を学べるおすすめ専門学校ランキング(漫画家挫折したサラリーマンが解説)
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全日制の2年間(秋葉原校の場合)
初年度 | 二年次 |
---|---|
入学金:300,000円 | |
授業料:各920,000円 | 授業料:各920,000円 |
施設設備費:各250,000円 | 施設設備費:各250,000円 |
諸費用:各141,000円 | 諸費用:各141,000円 |
初年度学費合計:1,611,000円 | 2年次学費合計:1,311,000円 |
➕教材・実習費・検定料(参考):マンガ専攻28万円
注意したいのは、校舎によって若干学費が異なると言う点です。
授業内容や設備に大きな違いはありません。
基本的に東京を中心とした都市部が高く、地方になればなるほど安くなっています。
秋葉原校はもっとも学費が高い部類になっています。あなたの最寄りの校舎の学費をチェックしたらもう少し安い可能性もありますよ。
ヒューマンアカデミーの実践的な教育の特徴
ヒューマンアカデミーのマンガ専攻の主なカリキュラムは以下内容となっています。
ヒューマンアカデミーのマンガ専攻カリキュラム
・マンガ技法
・シナリオライティング
・ネーム作成
・デッサン
よく「マンガの描き方」的な本をよむと、内容のほとんどが「イラストの描き方」だったりします。
しかしマンガ家になりたい方の多くは、すでにイラストを描くのは大好きなはず。
逆に「それ以外の部分」を重点的に学びたいかたも多いのではないでしょうか。
ヒューマンアカデミーでは、デッサンなどの基礎技術はもちろん漫画制作に欠かせないネームやシナリオライティグまでカリキュラムに含まれているのが特徴です。
また通常の授業の他にも、100社もの企業と全国のマンガ・イラストカレッジの学生が一堂に会し、合同「持ち込み会」を行う「全国マンガ合宿」などのイベント・行事もあります。
ヒューマンアカデミーマンガ専攻の評判・口コミ
ヒューマンアカデミーマンガ専攻に通われた方の評判・口コミを良いものも悪いものもいくつかご紹介していきます。
「ビッグコミック」で『S -最後の警官-』を連載中の藤堂先生のもとでインターンシップを経験し、そのままアシスタントとして採用されました。
現在は写真のトレースやトーン貼り、消しゴムかけなどを担当。プロの技術やスピードを間近で見て、自分の未熟さを痛感しています。
憧れの業界のスタートラインに立てたので、まずは一人前のアシスタントになることが目標。連載作家を目指して頑張ります。
「週刊少年サンデー」で『BIRDMEN』を連載中の田辺イエロウ先生のアシスタントに、インターンシップがきっかけで採用されました!
背景や集中線の制作、ベタ塗りなど主に仕上げの部分を担当しています。
プロの仕事を目にして、技術の高さはもちろん、作品に対する意識の高さに驚きました。
線一本など、細部へのこだわりがプロとアマの差を生むのだと知り、作品作りに対する心構えが変わりました。
コミックイラスト専攻で入学しました。
自分で絵を描く時間が取れないけれど絵が上手くなりたい!、という人にすごくオススメです。
定期的にコンペの紹介をしてくれたり、グッズを制作して売るなどのイベントがあったり、イラスト関係の就職先の斡旋や、進路相談も現実的且つ親切にしてくれます。
AdobeのIllustrator、Photoshopの資格もとる機会があります。
引用:GoogleMAP口コミ
私が少し困った点は下記です。
・アナログ系統の絵の描き方に関する授業はデッサンくらいしかないです。
・情報共有がたまに甘いので、不明な点などをちゃんと聞く必要がある時があります。
・学費としてイラスト制作用の機材費を払うと学校が支給してくれますが、Illustrator、Photoshopなどのアプリケーションは学校の用意した機材のみで全部受けようとすると、処理能力不足などで重くなったり固まったりすることがあります。別端末かPCを用意した方が快適です。
引用:GoogleMAP口コミ
絵が好きな人は、仲間を見つけてコミュニティを広げたり、基礎力を大幅に高めたりするいい環境になると思います。
同じ目標を持った仲間がたくさん増えて、夢への努力のモチベーションに繋がっています。ライバルとしてはもちろん、友達としても、個性的で優しい人ばかりです。
講師の方もフレンドリーで、相談にも快くのっていただいております。アットホームな大宮の雰囲気が大好きです。
引用:GoogleMAP
それなりにお金はかかりますが外部からの講師のレベルを考えると納得できる金額です。
学内の担任等もカレッジ関係なく親身に相談に乗ってくれる方が多いです。
在学形態によっては他カレッジの授業も受けることが出来るので、学びも多く内容によっては就職の際に役立ちます。
資格を取得する為の講義もあるので助かります。
引用:GoogleMAP口コミ
まとめると、細かい不満はあるものの講師の方のレベルが高かったり、同じ目標を追いかけるライバル達が近くにいる環境を好意的に感じている方が多そうです。
また資格取得などのマンガ家以外への就職支援も充実しているという口コミも多数ありました。
一方で、悪い口コミで一番多かったのが「資料請求後のかかってくる電話がしつこい」と言うものでした。
現役営業職のボクとしては、「それは当然そうなる・そういったもの」と割り切った感覚があります。
ヒューマンアカデミー側もビジネスなので折角資料請求してくれた「見込客」を放置するはずがありません。
社会人になってそれなりに経験を積めば、営業の電話や勧誘などある程度慣れてくるものですが、慣れてない方にとっては非常にウザったく感じるのかもしれません。
転職サイトに登録した時と同じような感じで、電話やメール連絡がくると想定しておけばOKです。
大学生・社会人のマンガ専攻への再進学について
ヒューマンアカデミーのマンガ専攻の男女比率と各年齢の割合は以下の通りです。
半数が異性、3割が大学・社会人からの再進学の方になります。
今の若い方は圧倒的にイラストスキルが高い方も多いので、「自分より若くてマンガが上手い人」に刺激がもらえるかもしれませんね。
社会人の方は慣れていると思いますが、会社では多様な年齢の人間が同じスタートラインで勝負させられたりするシーンが大量にあります。
結論、大学生・社会人からヒューマンアカデミーのマンガ専攻に通っても、馴染なかったり授業についていけなかったりすることはないと言えそうです。
異業種からヒューマンアカデミーのマンガ専攻に通い始めた方のレビュー
高校の時に、授業中に先生の似顔絵を描いて笑わせてくるすごく絵がうまい同級生がいて、純粋に「すごいな」と思ったことがきっかけです。
でも、いざ絵をやろうと思った時に、お金が足りなかったんです。
「じゃあ自衛隊入ってお金を貯めてから専門に通おう」と思って、自衛隊に入りました。
ヒューマンアカデミーでは卒業する方の「進路決定率」にも拘っており、その数値は驚異の97.9%
卒業後「即漫画家として連載開始」なんて方がそうそういるとも思いませんが、ほぼ全ての方が卒業後なにかしらの進路を決定できているようです。
まとめ:社会人がヒューマンアカデミーのマンガ漫画専攻で学ぶメリットと注意点
人より少しだけイラストが上手い僕らに対して「なんでマンガ家にならなかったの?」と友人知人・上司は平気で聞いてきたりします。
みなさん、その度に(なれるならなりてーよ💢)と心の中で怒りながらニコニコ受け答えをしているのではないでしょうか?
「マンガ家になること」は一般的な感覚でいえば「プロ野球選手になること」と同じようなもので、非常に厳しい道のりです
参考
プロ野球選手になれる確率:0.16%※Google調べ
マンガ家になれる確率:10万人に一人※バクマン調べ
しかしそれでも、本気で目指しているなら何歳からでも専門学校へ再進学する価値はあると思っています。
実際にマンガ家になれる・なれないは別として、目標に向かって挑戦できる選択肢があるうちに挑戦しないと後悔するはずです。
幸いにも、今日本はどの企業も「圧倒的な人手不足」です。
結果マンガ家になれなかったとしてもそこまで仕事を選り好みしなければ、平均的な生活が送れる程度の仕事であれば再現性高くつくことが可能です。
ぜひ夢にむかってチャレンジしてみてください。
また、「さんざん努力してもマンガ家になれなかったら俺の人生どうなっちゃうんだ?」「就職とかできるのか?」という疑問については、僕の経験をベースにこちらの書籍でまとめています。
気になった方は手にとってみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。