こんにちは。ボンゴです。
今回は【漫画の描き方】・その中でも【リアクション】に関して、効果的な演出方法をお伝えしていきます。
ボクの経歴こんな感じになってます。漫画家挫折組ですが量だけはたくさん描いてきた自信があるので、参考にして頂けると思います。
大学生の時に本格的に漫画家を目指す。
大学卒業後、読切漫画が新人賞をとり担当編集がつく
その後連載を目標に2年間、毎月1本31Pの漫画を描きまくるもボツの嵐
挫折して紆余曲折あり営業サラリーマンに。
目次
【漫画の描き方】オススメリアクション演出(何を言うかより、誰が言うか)
漫画がうまくなる為にもっとも重要な事
ボクの経験上【漫画の描き方】的な本を読んでも、漫画がうまく描けるようになるとは思えません。
漫画がうまく描けるようになる方法でもっとも重要なのは【量】を描く事。
これ以外ないです。
理由は漫画家を目指している人達だったとしても、イラストを練習している時間より、ストーリーを考え、漫画で表現する練習している時間は圧倒的に少ないからです。
知識も経験もノウハウも少ない【ストーリーを考え漫画で表現する】というスキルをいかに伸ばすかかが漫画家を目指す上で重要です。
画力は後からついてきます。
映像リアクションで伝える事の重要性
(例)
戦場で戦う兵士。その一人である主人公。
突然敵の援軍が大量に主人公の周りに現れた。
作者として読者に伝えたいことは【絶体絶命感】
ナレーションパターン
【その時主人公の〇〇は思った。。。絶体絶命であると!!】
これは最悪です。
セリフパターン
(くっそー。。これじゃあ勝ち目ねぇじゃぇか。)
微妙な表現。
あなたが絶体絶命の状況になったときに心の中で、こんなセリフ言いますか?
読者にキャラの心理状況を伝えるための説明セリフになっています。
演出パターン
逃げ出す仲間兵士達、主人公の顔からはドッと汗が噴き出す。
ナレーションやセリフは状況を明確に説明したいシーンでは有効ですが、緊迫感や心理を表現するなら、キャラクターの表情や動き、周りのモブキャラとの対比などで演出した方が効果的です。
漫画描き始めてまもない頃はこれが中々できずに、楽に状況説明できるナレーションや説明セリフに頼っていました。
状況を伝える=面白さでない事に気づくのに何年もかかったと思います。
リアクションは何を言うかより【誰が】言うか。
大人気漫画【キングダム】を参考に解説していきます。
絶体絶命の状況や、めちゃめちゃ強い敵が登場したときには、登場人物達のリアクションによって【ヤバさ】を表現する事が多いです。
では極限までやばい状況を演出する為にどうすればいいか?
それは、【もっとも強いキャラクターにリアクションさえる】事です。
ここで言う【強い】とは、もちろん物理的にかもしれませんし、あるいは精神的に、経験値的にかもしれません。
ザコモブキャラクターが【やっべー】と騒ぎたてるより
百戦錬磨の兵士が【・・・まずいな】と呟いた方が
天才軍師が【・・・】と冷や汗を書いているシーンの方がヤバさが伝わりそうな感じがしませんか?
【キングダム】で言えば、バカでアホっぽいオギコが喚くより、いつも冷静で天才的な桓騎が冷や汗を描いている演出の方が、だいぶヤバそうですよね。
リアクションは何を言うかより【誰が】リアクションするかが重要です。
是非あなたの漫画でも、説明して伝えるよりも、読者に【感じて】もらえるような漫画がかけるように頑張ってみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。