こんにちは。ボンゴです。
今回の記事ででは「イラストを圧倒的スピードで「塗る」方法」というテーマで解説していきます。
カラーイラストを制作するなら必ず必要な「塗る」工程。
比較的苦手な方も多いと思います。
ボクも色塗り工程が苦手です。
線画を描き終わった段階ですでに体力の7割を消耗しているので、どうしても「塗る」作業がしんどく感じます。
今回の記事では、そんなボクが実践している「究極に速く」塗れる方法を解説していきます。
また今回の記事で解説している技法などを練習することでイラスト制作の基礎レベルの向上も狙うことが可能です。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
ではいきましょう。
✅この記事でわかること
イラストを圧倒的スピードで塗る方法
目次
【究極の時短術】イラストを圧倒的スピードで「塗る」方法
塗っている時間は全体制作時間の10%未満
あなたは1枚のイラストを完成させるにあたり、「着色」に費やしている時間は全体の何%程度でしょうか。
おそらくほとんどの方が50%以上だと思います。
いきなりネタバレになりますが、今回の記事で解説する「圧倒的なスピードで塗る方法」とは
「グリザイユ画法✖️グラデーションマップ活用」になります。
そんな方も多いかもしれません。
なのでまずはこちらの30秒動画をご覧ください。
これが今回お伝えする方法を利用したイラスト制作過程になります。
完成したイラストはコチラになります。
着色している時間は全体の作業時間の10%未満になります。
ちなみにこの制作方法は
「どの色が最適か考える・選択する」
「最適な色をキャンパスから探す」
といった時間は「ぼぼ0」です。
ボクは本業は営業職のサラリーマンなのですが、割と有名な話で
「サラリーマンは年間150時間も「何か」を探している時間に使っている」
というものがあります。
仕事が速く有能なサラリーマンほど、「探す」あるいは「選択する」いった行動を極限まで削ります。
「探す時間」とは最も非効率で生産性のない時間です。
「選択する」は実はかなり精神的に消耗する行動です。
この2つを極限まで少なくする事で、圧倒的な成果を出す事が可能になります。
そしてこれはイラスト制作においても同じ事が言えます。
「陰影」と「着色」の工程を分けるグリザイユ画法
色を塗る作業というのは実は2つの作業を同時進行で行なっています。
①「モノ」の立体感を出す作業
②最適な色を塗る作業
色には「明度」「彩度」「輝度」などさまざまな要素があります。
それらを加味しながら、立体感を出すための「影」「反射」を描き込んでいく。
何気なく行なっているいるので、気づかない場合も多いですがこの二つを同時進行で行うのは実は超難しいです。
だったら「陰影を描き込む作業」と「着色する作業」の2つに分解すればいいじゃん!
それがグリザイユ画法になります。
具体的なグリザイユ画法のやり方に関してはコチラの記事で解説しています。
よかったら参考にしてください。
「色を選択する」から解放されるグラデーションマップ
グラデーションマップとは明暗を指定した色に置き換える機能になります。
(例)
黒→赤
濃い灰色→緑
薄い灰色右→黄
白→青
あらかじめモノクロのイラストを制作しておき、その上にグラデーションマップをかけることで、各階調ごとに設定しておいた色に一瞬で置き換わります。
実際に制作したモノクロイラストの「肌部分」だけグラデーションマップをかけるとこんな感じになります。
わざわざブラシツールで塗り重ねる必要は全くありません。
肌部分にあらかじめ作成しておいたグラデーションマップのテンプレートをかけるだけです。
グラデーションマップの「テンプレ」の作り方はコチラの記事で解説しています。
グラデーションマップのテンプレを作って一瞬でイラストを完成させる方法
あらかじめ「テンプレ」を複数制作しておくことで、「色を選択する」という行為をする必要がほぼ0になります。
注意点としては、意識をしないと「何を描いても同じ印象のイラスト」しか描けなくなってしまうことです。
今回参考としてご紹介しているイラストは、各部位ごとに全6パターンのグラデーションマップのテンプレを利用しています。
イラスト制作時間を上げることでインプットに多く時間をさける
イラスト上達のためには、アウトプットと同じくらいインプットが重要です。
「がむしゃらに無心で描きまくる」アウトプット。
これはこれで必要な場合もありますが、大きく成長は望めません。
上達のためにはさまざまな技法・機能をインプットする機会を増やすことがとても重要です。
しかし1枚のイラストを完成させるのに途方もない時間がかかっていてはインプットに時間を割くのは困難です。
今回の記事が「イラスト制作のスピードアップ」に繋がり、また「新しい描き方」にチャンレジするきっかけになってくれたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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