こんにちは。ボンゴです。
今回の記事では「写真を模写」するメリットに関して解説していきます。
ボクも含めて「お絵かき大好きマン」の多くが、小さい頃に大好きなあの漫画やあのアニメも模写を狂ったようにした経験があるのではないででしょうか。
ボクの場合はドラゴンボールでした。
小学生の頃、アニメで悟空が超サイヤ人になった回が放送されていて、感化されたボクは気が狂ったように超サイヤ人を描きまくっていました。
たださらなるレベルアップを図るためには、アニメ画像や漫画の模写ではなく「写真の模写」がオススメです。
その理由とメリット・デメリットについて解説していきます。
模写のコツに関してはコチラの記事でも解説しています。
【イラスト上達】デジタル制作で模写が一気に上手くなるコツ5選
気になった方はこちらもチェックしてみてください。
✅この記事で分かること
写真を模写するメリット・デメリット
上手く行かない時の対処法方法
✅この記事の信憑性
簡単にボクの経歴ですが、デザイン専門学校▶美術大学へ進学
美術教員免許取得
大学卒業後は漫画家を目指して、2年間死ぬ気で努力したけど挫折。
デザイナーとして就職、営業職へジョブチェンジ。
現在は本業サラリーマン、副業イラストレーターとして活動しています。
割と本格的に絵の勉強をしきており、デザイナーとしても実務経験もあるのである程度参考にして頂けると思います。
【イラスト上達術】写真を模写するメリット・デメリット(上手く描けない時の対処法も解説)
突然ですが、あなたは神絵師のイラストを見て「いつかこんなイラスト描けたらなぁ−」なんて思ったことはありませんか?
ボクめちゃくちゃあります!
ただ自分とレベルが違いすぎて、神絵師に近づくためのロードマップが描けなかったり、レベルが高すぎて実際に何から練習すればよいのか分からないときが多々あると思います。
ちなみにボクの場合、この絵師さんのようなイラスト描けたら素敵だな−なんて妄想してます。
今回ご紹介する「写真の模写」は、憧れの神絵師に近づくための第一歩になります。
何故なら神絵師の多くは、「線」でなく「陰影」で形を表現するスキルを習得しているからです。
写真を模写するメリット
いきなり結論になりますが、写真も模写するメリットはコチラです。
メリット
光と影の対比を把握しやすい
陰影で形を表現するスキルを伸ばせる
実際のモノをデッサンするより簡単
先にもご紹介した、ボクが小さい頃に行っていた「超サイヤ人」の模写。
単行本の中の悟空はほぼ100%【線】で表現されています。
線で表現されているので当然ボクも紙に線を写し取っていきます。
しかし、ボク達の住むこの三次元の世界には、モノの形を縁取る【線】はありません。
そして写真も同じ様に、縁取られている【線】は存在しません。
形を表現しているのは、光と影がつくる【陰影】です。
写真の模写を行う場合、当然【線】は存在しないので、【陰影】で対象を表現することが求められます。
もちろんアニメ画像や漫画を模写するより難易度は高いですが、陰影で形を表現できるようになれば、あなたのイラストはより立体的でリアルなイラストを描くことが可能になります。
そんな方も多いと思います。
ボクもそこまでリアルな写実的なイラストが好きなわけでなありません。
しかし
リアルタッチが描ければデフォルメの効いたイラストも描ける
これが真理です。
そして逆はできません。
デフォルメイラストが描けてもリアル表現はできません。
リアルな表現方法がある程度見についてこれば、自分なりに
「ここはデフォルメしよう」
「簡略化しよう」
といった感じで変化させオリジナリティに繋げていく事が可能です。
また写真の模写は、【実物】をデッサンするより遥かに簡単です。
実物を見ながらのデッサンは、環境も限られますしなにより難易度も高いです。
その点、写真の模写であれば環境・場所と問わずにいつでも「陰影」で形の表現の練習をする事が可能です。
写真を模写するデメリット
ここまで写真の模写は「陰影表現」のスキルのレベルアップができる、実際のデッサンより難易度が低いといったメリットを解説してきましたが、デメリットは無いのでしょうか。
練習にデメリットもクソもないと思いますが、あえて上げるとこんな感じです。
デメリット
実物を見ながら描くデッサンが上手くなるわけではない
イラストの模写より時間がかかる
最初は上手く行かなくて挫折しかける
あまり多くないもしれませんが、実際に人の顔をみて似顔絵を描いたり、屋外で写生をする機会があるかもしれません。
そんな時「自分は写真の模写もある程度できるから余裕〜」なんて思っていると、上手に描けなさすぎてゲンナリするかもしれません。
また当たり前ですが、イラストを模写するより難易度が高いので、完成までに時間がかかります。
ボクの場合は写真も模写を行う場合はクオリティにもよりますが、最低でも1時間以上はかかります。
ちなみにボクが制作したコチラの模写の作業時間は1時間20分程度です。
また「陰影で形を表現する」は最初は絶対上手くいきません。
多くの人が「無理だ−!!」と挫折しやすいのもデメリットの1つと言えると思います。
上手く模写できない時の対処法
写真も模写が上手くできなくて、挫けそういなっているほとんどの方が、
今まで【線100、陰影0】で表現していたものをいきなり真逆の【線0、陰影100】での表現にチャレンジしようとしているからです。
ボクもこれにハマって何度も挫折と挑戦を繰り返し、時間を無駄にしました。
対処方法としては、いきなり【線0、陰影100】での形の表現に挑戦するのではなく、まずは自分がこれまで練習してきた線での表現で形を取り始めればOKです。
徐々に【線70、陰影30】▶【線50、陰影50】のような感じで線で表現する割合を意識的に下げていけば自然と上達できます。
そしてある時点で「あれ?殆ど線いらなくね??」となります。
いきなり0:100を目指さずに、まず線で形を起こしてみて、徐々に陰影での表現を練習していきましょう。
ポイントは最初に形をとった【線】をあとから描き足していく【陰影】で徐々上書きしていく感じです。
ボクは約一年程、コツコツ写真の模写を行いこんな感じで作品のクオリティが変化しました。
この記事を読んでいただいた方が、写真模写の練習を通して
「やっべぇ!俺めちゃくちゃレベルアップしている!」
と実感してくれたら嬉しいです。
おすすめ写真資料はコチラの記事で紹介させて頂いてます。よかったら参考にしてみてください。
イラスト上達のための最強資料コンテンツ「Kindle Unlimited」(オススメできる理由を3つ解説)
ここまで読んで頂きありがとうございました。